海外不動産が熱い。
それに比例して、いい加減な業者にやられたという
話も、周りでちらほら聞くのも確か。
このあたりで、海外移住者として、またいくつかの
不動産オーナーとして、肝となるポイントをまとめておきたい。
海外不動産投資のポイント
まだ霞が関に勤める菊地からも先日skypeで相談を
受けたが、株式や為替投資は基本的にはお勧め
していない。
最近では、海外不動産に比べて素人でもずっと手が
出しやすいFXなども盛況のようだが、木を見て森を見ず、
つまり日々変動する価格など短期視点でモノを見がちになり、
短期でうまくいくと勘違いして自分をコントロールできなくなる。
結果、投資ではなく単なる投機で終わるケースが多い。
不動産投資も海外を勧めている。理由は様々あるが、
何より関東近郊に大地震が起きたことによる日本経済の
壊滅的な打撃、より具体的には地震保険の破たんによる
影響が最も怖い。
海外に物件を持つなら、経済成長はもちろん、人口ピラミッド
がキレイに三角を描いている国を選ぶこと。まさに日本と
逆の状態の場所(笑)に不動産を持つことで、その投資が
成功する可能性が生まれる。
また不動産というと、外国人は基本的にその国に土地を
持てないためコンドミニアムを持つことになる。
この場合、空き室のリスク、管理の手間やバカにならない
初期の家財道具の費用などを考えると、海外に物件を
持つなら、これからさらなる経済成長が見込めるリゾート
ホテル(ビーチ沿いならベスト)の一室やコテージを、自身の
不動産として所有できるスキームを求めたい。
さらに、売却時(イグジット)の配慮もされていること。
俺がフィリピン移住前に海外で初めて持った自分の不動産
が、まさにこのスキームを適用したパングラオアイランドの
ビーチリゾートホテルのコテージだった。
海外は特にアウェイ感が強いため、よりデベロッパーと
いった業者に頼る割合が高くなることから、この業者選びが
最も大切な条件の一つになる。
海外不動産投資をする際の「視点」
俺が海外投資に関心を持ったのは、遅まきながら
40歳を目前にした夏だった。大好きな国フィリピンに
自分の不動産を持ちたいという気持ちで。
政木さんから教わった通り、今いくらインカムと資産があり、
いくら余剰資金があるのかを紙に書き出す。また海外で9%、
国内で1%など、複利のシミュレーションをしたり、支出を考え
資金繰り表を作った。
学んだのは、原資を増やして投資を習慣化させることが大切。
原資を増やすためには給与以外で所得を増やし、支出を
減らすこと。
そして何より、稼いだお金をどう役立てるか、お金の出口を
考えておくこと。お金は使ってこそ一人前と言われる。
お金そのものは追わず、
自由な時間や家族の安心、他人のために使う。
海外投資のプロ、チャーリーさんが話してくれた。
彼が39歳のときに3回世界旅行をし、一流のホテル宿泊
やレストラン通いを半年続けた生活が退屈で仕方ないと
気づいてから、ビジネスなどで新しい仕組みをつくることの
やりがいを思い出し、本当に充実した人生の意味を知ったと。
個人的には、彼が教えてくれた「資金移動で目指したい
理想の形」のヒント。各国でインカムを得て、その国で投資
することを基本にすれば、送金の手間や手数料、為替リスク
から解放される。
今でもその教えに忠実に、それを愚直に続けている。
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