デュッセルドルフを始め、ドイツの会社や店舗に
転職しようとする日本人が増えてきたのは
ここ最近の話ではない。
何しろ世界一日本人が多い都市がアメリカのロスなら、
デュッセはヨーロッパで最も日本人が多い都市。
当然、日本人のための仕事の需要も多い。
では同じ日本人の彼らは、どうやって
現地の仕事を見つけているんだろう?
ドイツの会社に転職するには?探し方と必要なスキル
仕事の探し方
日系企業の仕事を希望するなら
「ドイツニュースダイジェスト」。
また、ドイツ転職に強い人材派遣会社なら
「キャリアコネクションズヨーロッパ」の
サイトを観ておきたい。
まきちゃんの友達の千鶴子は、ドイツ転職に際し
エージェントに依頼して案件を探してもらっていた。
一方、あなたが直接現地の企業に応募するなら
ドイツ語でのカバーレター作成が必要になる。
自分がその会社に必要な人材であることを
しっかりアピールする必要があるので、できれば
信頼できるドイツ人の知り合いの力を借りたいものだ。
準備する余裕があるなら、facebookで
移住前からドイツ人の知り合いをつくっておくのも一つ。
これが厳しければ、求人サイトに
履歴書を登録することも可能。
例えばデュッセルドルフ日本商工会議所や、
日独産業協会など。
ちなみにドイツ国内で日本人の求人が多めなのは、
デュッセルドルフの他にはフランクフルト。
首都ベルリンは、どちらかといえば
フリーランス向きになる。
必要なスキル
まずは、あなたにどれくらい言語能力があるか。
語学スキルによって当然、
選択肢の幅や仕事の方向性が変わる。
ドイツ語を話せるに越したことはないが、
英語をしっかり話せるだけでも選択肢は拡がる。
ドイツはヨーロッパの中でも
英語を話す人が多い国なので。
もっとも、日本語だけでも仕事を見つけることは可能。
やはり日本人が多く働いているデュッセなら、
和食店を始め日本人向けの求人も多い。
特に寿司職人の需要が高いのは
ドイツに限ったことではない。
ドイツ勤務の前に知っておきたいのは・・・・
就職の際、今まで積み重ねて来たキャリアなどの
自己アピールをしっかり行う必要があるのは、当然
日本企業以上に求められるところ。
そしてドイツでは、違う分野への転職というのが
どちらかというとイレギュラーなこと。
転職にあたり、今後のキャリアプランについては
しっかり考えておきたい。
また、ドイツという国の仕事の仕方、ビジネススタイル、
勤務形態などが日本人と違うことも覚えておこう。
ドイツ人は日本人と共通点が多いといわれるが、やはり
自己主張については日本人よりずっとストレートなところが
ヨーロッパ人寄り。
ドイツで勤務するなら、実力主義の感覚を
より強く持っておくことで、仕事に置いていかれずにすむ。
さらにドイツでは、日本のように
ただオフィスに長時間いればよいわけではなく、
ダラダラ残業するようなこともない。
時間内でしっかりと、効率的に
成果を上げることが求められる。
逆にお金と時間にきっちりしている日本人の感覚は、
ドイツでも十分アドバンテージになる。
もちろん、ドイツで仕事をする魅力も大きい。
ドイツでは、仕事以外の時間は自分のものとして
大切に守れるのがいい。日本人のように
オンとオフの境目が曖昧ではない。
またドイツは先進国であり、日本人が現地での生活に
適応しやすいという利点もある。
俺のいるこのフィリピンだと、
仕事も生活もなかなか厳しい人ばかり(笑)。
そしてドイツには、ヨーロッパの中では意外なことに
家賃の相場が低めな場所も多い。
仕事をしながら長期に渡り生活する以上、
これは大きなメリットといえる。
さらに永住権が比較的取りやすかったり、
食事が日本人にも合う点。
ドイツでは英語が通じる上に、現地で仕事をしていれば
ドイツ語も学べるというのもいい。
知っておきたいドイツの労働基準法の特徴
ドイツでは、労働基準法により
1日8時間を超えて労働者を働かせると
会社が罰金を払うことに。
管理職以上にはこの規制は及ばないものの、
効率を重視した国の政策はとにかく妥協を許さない。
日本の労基署に相当する労働安全局が
立ち入り検査する権限を持っているのも、その一つ。
なんだかんだいいながらサービス残業
させられているサラリーマンが多い日本とは、
その厳しさのレベルが違う。
長時間労働は悪、夜6時以降も働くなんて
どうかしている・・・
こうしたドイツ人の常識が、
彼らのワークライフバランスを保っている。
この価値観に近いあなたは
ドイツ勤務が合っているといえる。
まとめ。ドイツで転職するならしっかり情報収集を
日本人と共通点の多いことで知られるドイツ人。
ヨーロッパの中でも、ドイツで仕事をしたいという
日本人が意外に多いことを知った。
俺の周りでドイツでの転職がうまくいった人に
共通しているのは、現地での仕事の仕方が
自分に合っていそうかちゃんと見極めていたこと。
その上でしっかり情報を集め、
良い転職先を見つけていたことだ。
「ドイツで仕事していました」
こんなことを、日本に帰ってからの
採用面接で語れたらかっこいい。
もしくは、そもそも日本に戻る気もなく
ドイツで勤務し続けたい人も多いだろう。
まさに、ふじみ野からデュッセルドルフに移った
友達のまきちゃんのように。
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