奥三河の花祭りが怖い!奥三河観光ツアーの日程は?インパクトがすご過ぎ…なぜ鬼だらけ?天の祭りや花祭り下粟代とは…花祭りのDVD、動画で歴史を


 

奥三河の花祭りが怖いなんて声があるが、

祭りの背景を知ると、恐怖感とは別の感慨深さを感じされるようになる。

 

 

花祭りの背景を知るのに、自分が一番役立ったのが

この本だった。

 

↓↓↓花祭 (角川ソフィア文庫) 

 

 

ビジュアルと分かりやすい解説で、

花祭りの全てを堪能できるようになる。

 

 

愛知県の東栄町周辺で毎年11月の第2土曜日から

翌年の3月まで開催される「花祭り」

 

 

怖いと話題のこの祭り・・・

 

大抵、「鬼」というのはどんな物語の中でも悪者なものだが、

この花祭においては鬼たちは主役で登場するのである。

 

 

この怖いと言われる花祭り。

いったいどんなものなのか?

 

 

 

奥三河の花祭りは怖い?奥三河観光、歴史を知ると怖さに理由を発見

 

結論から言えば、花祭りは怖いというより、

鬼がまさかりをふりまわすので

 

頭に当たったりしないよう周りに

注意しながら踊ることをおすすめしたい。

 

 

そもそも花祭とは国の重要無形文化財に

指定されている、古くは鎌倉時代より

700年以上にわたり伝えられてきたお祭りだ。

 

五穀豊穣、悪魔祓い、無病息災、特に生命の

再生を祈願し、自然に感謝する祭りで、愛知県の

15の集落で3ヶ月にもわたり開催される。

 

太鼓の拍子と笛の音、

テーホへテーホヘという掛け声に

 

合わせて40種類もの舞いが夜通し舞い続けられる

この奇妙な祭りは、県外からの見物客も多く、

人々を惹きつける魅力があるようだ。

 

 

遥か昔、今とは違い食べ物は不足し衛生状態もよくない

戦国時代は人々がたくさん亡くなくなっていた。

 

それら全ての凶事は悪霊のしわざだと考えていた

当時の人々が、

 

生命の再生を祈願することにより亡くなった人々の

供養を行っていたのが神楽花祭である。

 

 

神楽は七日七夜もかけて盛大に行われるため多額の

物資が必要で、毎年恒例で行うことは難しかった。

 

その神楽を簡素化して

一日一夜の祭りとして行ったのが花祭だ。

 

 

鬼が主役の奇祭と言われると何ともおどろおどろしい様子を

思い浮かべてしまうかもしれない。

 

実際、ひとつの舞が30分以上あり、それが次々と続く。

周りで見ている見物人たちも一緒に「テーホヘ、テーホヘ」

という奇妙な掛け声をかけながら一晩中踊るらしい。

 

 

鬼は神であり、神と一緒に踊ることは「人間と神との融合」

の象徴なのだ。

 

鬼が地面を踏み鳴らし、まさかりを振り回して悪霊を鎮め、

湯ばやしと言って釜の中のお湯を藁でかけ回す。

 

まさかりを振るって舞う鬼のパワーを授けられた人々は、

力強い身体と魂を得て、再び生まれ変わる。

 

生命の再生の祭りだ。

 

 

 

花祭はなぜ鬼だらけ?その意味とは?

 

 

調べてみると、鬼の中にも霊力によって悪魔を

お祓いできる鬼もいるようなのだ。

 

 

花祭の主役として登場している鬼は、

「榊鬼」と言われそのような能力をもつ鬼であり、

 

地域に蔓延する悪霊を祓い清め、

生命を復活させるとされている。

 

 

そのため花祭にはたくさんの鬼が登場するのである。

 

 

 

神々を呼び招く花祭り「天の祭り」とは?

 

 

古代、神々を呼び招く「天の祭り」の神事では、

七十五膳のお供え物をL型にお供えして神様に捧げていた。

 

 

願い事が叶った人々の首に「こうかずら」の草をかけ、

氏神さまの神輿が湯釜の周りを回る

「花そだて」という神事は、

 

浄土神楽的な葬送的儀礼を継承するといわれており、

これが「天の祭り」の原点である。

 

 

 

テレビにも登場!「花祭」スペシャルドラマが波紋

 

 

スペシャルドラマ「花祭」が

TBS系全国28局ネットで放送された。

 

ドラマの舞台は愛知県奥三河地方。

 

初主演のヒロイン役高島華澄さん、

幅広い演技力で有名な橋爪功さん、

 

 

個性派俳優の大滝秀治さんを中心に贈る

「花祭」は過疎化が進む村で

 

存続の危機に立たされている伝統芸能「花祭り」を

守り続けようと奮闘する人々のドラマだ。

 

過疎化にくじけず前向きに生きる主人公の、

伝統芸能を守り続けたいと願う姿を通して人との

つながりや絆が描かれている。

 

 

実際に住民がエキストラとして登場し、

「花祭」を再現してドラマを一層盛り上げているので

本物の花祭を見たことがない方にも必見だ。

 

 

 

奥三河の花祭りの日程は毎年いつ頃?

 

祭りと言えば一般的に夏のイメージがあるが、

奥三河の花祭りは毎年11月から3月に行われる。

 

この寒い時期に行う理由は、

元来、大地に眠る精霊を再び呼び醒まし

再生させるという思想によるものだそうだ。

 

この思想が「生まれ清まり」という

人間の魂の復活を願うという理念に繋がったのである。

 

 

各地区で行われる奥三河の花祭りの中でも

下粟代の祭りは、町内最大の鬼の面を使うことで有名だ。

 

冬の時期に行われる祭りの日程は毎年変わるが、

多くの地区で2日間という長時間にわたって行われる。

 

この伝承的な祭りは、他地域からの観光客も多く、

人の混み具合もすさまじい。

 

冬場の寒い時期に夜通し行うので、

観光に行くなら防寒具は必須だ。

 

 

気になる東栄町へのアクセスだが、

車で行く場合は、新東名高速道路の新城インターチェンジと

鳳車峡インターチェンジが最も近い。

 

 

ただ、冬の寒い時期である為、

道路の凍結が気になるところだ。

 

スタッドレスタイヤを装着すれば安心だろう。

 

 

電車などの公共交通機関を利用する場合は、

最寄り駅は東栄町になる。

 

駅から花祭り会場までは

タクシーを使うのがおすすめだ。

 

東栄町には各地に門限なしの宿泊施設もある。

泊まりがけで2日間の花祭りを楽しむのも良いだろう。

 

 

 

奥三河の花祭り、ツアーってどんなもの?DVDでも様子が見れる?

 

 

重要無形民俗文化財に指定されている奥三河の花祭りは、

約700年以上続く伝統ある神事として奥三河では守り継がれている。

 

奥三河の花祭りとは、八百万の神々と呼ばれる鬼を迎え、

五穀豊穣、悪魔祓い、無病息災、

特に生命の再生を祈願するものである。

 

 

何百年も前の東栄町では、

食不足などにより絶えず人が亡くなることを、

悪霊によるものと考えていた。

 

その亡くなった人たちへの供養の一環として

花祭りが始まったと言われている。

 

 

太鼓や笛の音に合わせて

「テーホヘテホヘ」という掛け声と共に

身体を揺らしながら参加し、夜通し楽しむのも良いだろう。

 

他の地域では見かけない

鬼だらけの祭りが奇妙で怖いといった印象もあるが、

花祭りでは鬼は神としての存在とされている。

 

鬼と踊ることは人間と神の融合を意味するのだ。

 

 

そんな花祭りで圧巻するのは、

足込地区で行われる天の祭り

 

山の食べ物を使った

75膳の供物を大広間に並べて神々を迎えるのは

この地区特有の風習である。

 

願いが叶った人は「こうかずら」の種を首にかけ、

「花育て」という氏神様の神輿が湯釜の周りを回る。

 

この神事は、現在の足込地区の

花祭りの原点でもある。

 

 

花祭りはツアーの一環としても楽しむことが出来る。

 

豊橋鉄道株式会社が主催する

「奥三河再発見ツアー」という地域密着型のバスツアーは、

愛知県の豊橋駅から参加することが出来るのだ。

 

出発する季節によって奥三河の魅力を楽しめるツアーだが、

花祭りが開催される時期の11月~12月頃である。

 

ツアーには、日帰りのものもあれば、

夜通し祭りを楽しめるものもある。

 

 

夜通し楽しむのであれば、食事や仮眠室で休憩する時間、

夜通し花祭りを見学した後に入浴する時間もあり、

老若男女問わず楽しめる。

 

道の駅でショッピングをする時間もあるので

東栄町全体を体感できる。

 

 

奥三河地区特有の祭りである花祭りは

DVDでもその様子が伺える。

 

花祭りの特徴が簡潔にまとまった内容なので、

興味があれば観ることをおすすめする。

 

 

「奥三河花祭り動画」とインターネットで検索すると、

民俗芸能として短時間でまとめた動画も公開されている。

 

 

以下URLからも花祭りの様子をうかがえるので、

「奥三河花祭り」を知りたい人なら参考になるだろう。

 

 

まとめ…下粟代の花祭りもチェック

 

愛知県真栄町の各地区で毎年行われる花祭りをご存知だろうか。

 

それぞれの地区によって開催日程が異なる

鬼だらけの祭りであり、

その様子はDVDでも公開されている。

 

謎に包まれる奥三河の花祭りは

一体どんな祭りなのだろうか?

 

こうしたことを紹介してきた。

 

 

鬼が藁で出来たタワシを振り回したり、

窯の中の湯を振りかけてきたり、

一見奇妙にも思えるこの祭り。

 

実は、人々の幸福を願った

鬼の顔をした神様のお祭りなのである。

 

他の地域では見られないこの祭りを、

一度東栄町まで観に行ってみてもらいたい。

 

 

鬼がまさかりを振り回したり、

火の山を飛び跳ねたり、湯をかけたり、

 

ダイナミックでかつ幻想的な祭りなだけでなく、

実は伝統を重んじた神事であった花祭。

 

ぜひ一度足を運んでその目でご覧あれ。

 

 

踊るならケガをしないように気をつけよう。

 

 

PS.

冒頭で紹介したこの本は、

花祭りに興味を持った多くの仲間にプレゼントした。

 

やはり分かりやすいと好評だ。

 

↓↓↓花祭 (角川ソフィア文庫) 

 


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コメントは17件です

  1. るまんど より:

    花祭、初めて知りました。
    なんだかおどろおどろしい感じですが、実際はどうなんでしょうか。
    一度見てみたいですね。
    ドラマの再放送はあるのでしょうか。

  2. さら より:

    鬼が主役の花祭、気になってきました。ドラマもやっていたなんて知らなかったです。でもまさかり振り回す鬼は怖いですね。

  3. さら より:

    鬼が神で、神と人間の融合、、面白いですが、まさかり振り回してる鬼の祭りは子供たちにとっては怖そうですね(笑)

  4. あや より:

    単発のドラマはチェックする方ですが知りませんでした。
    花祭いつか見てみたいです。
    過疎化に負けず続けてもらいたいです。

  5. なつ より:

    テーホヘ、テーホヘ、という声かけをしながら一晩中踊るとは、、なんだかハタから見たら奇妙すぎますね。笑

  6. とむ より:

    人生の再生の祭りと聞くと奥ゆかしい感じがしますね。ただ鬼が出てくる祭りだと子供は泣いてしまいそうです。

  7. パッタイ より:

    鬼がまさかりを振り回す!?
    「花祭」という名前からは想像できない雰囲気。
    鬼に悪霊を鎮めてもらうって不思議ですね。

  8. あい より:

    11月から翌年の3月まで続くお祭りなんですか?!
    長いですね!!
    鬼が主役、怖そうですが気になります!

  9. さなえ より:

    「花祭」の名称からは鬼は想像できないですね。
    動画を見てみました。いろいろな鬼が出てきておもしろい。
    鬼は怖いものではなく、病気を治したり、小銭をまいたり。
    これが夜通し続くとは見応えのあるお祭りですね。

  10. 空色朝顔 より:

    「花祭り」なのに鬼が主役なんですか?変わってますね~。
    怖い雰囲気だけど「生命の再生を祈願して自然に感謝する祭り」だと知れば
    とても神秘的なものに思えてきます。

  11. かや より:

    日本にはいろいろなイベントや行事があるんですね。
    全く知らなかったです。
    鬼が主役とはなかなか面白いですね。

  12. みなこママみな より:

    奥三河の花祭り、初めて知りました。
    東栄町のツアーがおもしろそう。夜通し見学してみたいです。

  13. えねいぶる より:

    おすすめ本の表紙の「花祭」の文字と「鬼」の写真の違和感がなんとも言えませんね。
    鬼は出てくるけど、大人数で踊って楽しそうなお祭りですね。
    まさかりを振り回すのは恐いと思ったけど、よく見たら作り物のまさかりでした(笑)

  14. ぶろっこりー より:

    「奥三河の花祭り」の画像検索を見てみました。
    鬼のお面が思ってたより大きくて、迫力ありますね。
    お面の表情にも種類がいくつもあって、写真を見るだけでもおもしろいです。

  15. 斎田 より:

    先程のものですが、東栄町の花祭りは「俳句の季語」となっています。季語は制限列挙です。

  16. パート主婦 より:

    ぐぐってみたら、今冬の花祭りは中止になったみたいですね。
    鎌倉時代から続いてるお祭りなのに、とても残念です。
    それにしても、日本のあちこちで「無病息災」を祈願してきたのに
    感染症に苦しめられるなんて、信心が足らないのかしら。

  17. マミー より:

    鬼が主役なのに「花」祭りですか…。
    鬼と花が結びつかなくてイメージが全然わかないですね。
    でも不思議なお祭りとして興味はあります。

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