4年に一度訪れる「うるう年」。
意外と身近な存在だが「うるう」とは何か?
という質問に意外とパッと答えられない。
俺の中では2月が29日まであることと、
オリンピックが開催される年、
というイメージしか思いつかなかったが(笑)
そもそもうるう年の「うるう」とはどんな意味なのだろうか。
「うるう」とは?その意味と成り立ちを調べてみた
太陽暦によると、太陽の周りを地球が一周するのに、
365日かかるとされているが、
厳密にいうとこれは
1年あたり6時間ほど足りない計算となっている。
それが4年経つと約24時間分=約1日足りないこととなるため、
西暦が4で割れる年をうるう年とし、
1年の日数を365日から1日増やした366日とし調整した。
これがうるう年の始まり。
なぜ1年が12ヶ月あるなかで、
2月の日付を増やしたかというと、
先述の太陽暦を使っていたローマの1年は、
3月から新しい年を迎えていたため、
1年の終わりである2月にうるう年を設けることとしたから。
単純に2月が1年で一番短い月だから、
という理由もあるようだが。
ではうるう年の「うるう」はどんな意味なのだろうか。
「うるう」は漢字で「閏」と書く。
元々は、正統でないもの・はみでたもの、という意味を持つ。
「門」に「王」で閏と書くように、
昔中国の王様が暦からはみだした日、
これを閏日(うるう日)と呼んでいて、閏日は政務を休んでいた。
その際、門の中に閉じこもって体を休めたことから、
「うるう」は「通常からはみだす」という意味となった、
と言われている。
うるう年で考えられるバグとは?
ではうるう年の際に起こりうるバグとは、
どんなものがあるだろうか。
やはり、家電系やパソコンのシステム上で、
うるう年がうまく計算されないことが多いのでは。
先ほど、うるう年は4で割り切れるとお伝えしたが、
厳密にいうとこれは正しくない(笑)
うるう年は、西暦が
4で割り切れる →うるう年
4で割り切れない→うるう年でない(平年)
100で割り切れ、400で割り切れない
→うるう年でない(平年)
400で割り切れる →うるう年
となっていて意外と複雑。
俺自身も書いていて頭がこんがらがってきた(笑)
もしあなたが、日付や年号に関するプログラミングをする場合は、
このあたりに注意しないと、
思わぬところでバグが起きる可能性が高い。
うるう年に関するバグは日本だけでなく、
世界でも起きているので定義をしっかり確認してほしい。
うるう年あるあるクイズ!答えられたらハナタカもの!?
ではここで、うるう年に関するクイズ
1.うるう年を英語で言うと?
2・「うるう年のシンボル」として知られる生き物は.?
3.オリンピック開催年の干支。ありえないのは次のうちどれ?
子・寅・辰・申
答え
1.Leap Year
2.カエル
3.寅
1.の解説
うるう年のことを英語では「Leap Year」という。
これは1年が366日になることにより、
曜日を跳び越える(Leap)という意味に由来しているから。
2.の解説
Leap=跳び越える=カエルのイメージから、
カエルがうるう年のシンボルとなった。
3.の解説
オリンピックが開催されるのは4年に1回。
一方干支も12個。
4で割り切れるため、毎回決まった干支になる(子・辰・申)
うるうとは (まとめ)
いかがだっただろうか。
うるう年のことは知っていても、
元々の意味を知らなかったり、
うるう年が必ず4年に1回あると思っていた方もきっといるはず。
もっと細かく言ってしまえば、うるう秒などもあるのだが・・・
知らなかったことを調べて知識として蓄えるのは、
あなたにとってとても有益になるはず。
うるう年の他にも、言葉だけ知っていて、
元々の意味を知らないなんていうものはたくさん存在する。
俺自身も知りたい言葉は山のようにある。
興味を持った言葉があればぜひそれを調べてみてほしい。
意外な発見があってきっと誰かに話したくなるし、
それをきっかけに交友の場が広がるかもしれない。
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