「マジでダメっす!英会話のリスニング!
聞き取れません・・・」
投げ出すように言った(笑)テツの気持ちが理解できる。
俺もこのフィリピン移住前は、 やはり
リスニングが英会話の鬼門だったから。
英会話のリスニングが苦手な日本人が多い理由
英会話におけるスキルには当然、話すスピーキングと
聞き取るリスニングがあるが、ざっくりいえば前者の方が
簡単。
なぜならスピーキングは、自分が話したいことをフレーズ
単位で覚えておけばいいのであって、相手に左右されない
「自分主体」のスキルだから。
これに対してリスニングは、こちらがいくら準備しても
話し手側や環境によって聞き取れる度合いが変化する
「相手主体」の能力なので、難易度はやはりこちらの方が
上になる。
性別や年齢だけでも英会話の聞き取りやすさは変わるし、
これに加えて国や地域ごとのなまり、本人の癖やスピード、
独特の言い回しやスラングなど、リスニングを妨害する
要素には枚挙にいとまがない(笑)。
またこれはフィリピン人のirishから聞いたことだが、
彼らは5歳くらいから第二言語として英語を習い始め、
小学校でも先生はタガログ語ではなく「英語で」授業を
進めていく。
日本人は海外の映画やドラマも日本語字幕で観るのが
通常であって、フィリピン人と比べても英語の純粋な
リスニングの機会が圧倒的に少ない。
だからたまに街中でネイティブから話しかけられようものなら
パニックになり、そのスピードにも耐性がないためとても
ついていくことができない。
英会話のリスニング克服法
俺が最短でインド起業の準備を始めた頃から始めた英会話
の学習。特に苦手だったリスニングを克服できたのは、この
方法を愚直に実践したからに他ならない。
ネイティブの自然な音声を使う
TOEICの練習用音声などは、言ってみれば書き言葉を
そのまま読み上げたようなもので、スピードもゆっくりで
お手本の様に正確な文法。
しかしあなたも気づいているように、話し言葉というのは
ずっと砕けていて、省略や倒置もあれば決まり文句もあり、
はっきり言ってめちゃくちゃ(笑)。普段の日本語の会話を
考えてもらえば分かるはず。
従って海外のシットコムのようなドラマやyoutubeの
ネイティブが投稿した動画などを使い、聞き取りの
トレーニングをするのがいい。
聞き取れた言葉と推測力の活用
リスニングではプロの通訳ですら完全に聞き取ることは
不可能であり、また完全である必要もない。これは
同時通訳の山崎も言っていたから確か(笑)。
ポイントポイントのキーワードが聞き取れたら、それを
ヒントに「この人はこう言いたいんだな」「次はこう言う
だろうな」という先読みをしながら聞き取ることがポイント。
会話の流れから常識に照らして想像すると、大して
聞き取れなくても内容は半分以上理解できるのが
不思議だが、日本人のバイリンガルはこの仕組みを
よく理解している。
聞き取りの精度を上げるための暗記
当然聞き取れるキーワードが多いほど推測の精度も
上がるので、そのために汎用フレーズを普段から暗記
していく。
つまり話し言葉のフレーズをそのまま覚えていくことは、
スピーキングと同時にリスニング力を上げることになる。
特にリスニングというスキルは、筋トレのように負荷を
かけることで上達していくもの。ある程度の時間が
かかるのは当然であり、毎日の習慣がものをいう。
「聞き流すだけでOK」という教材は、俺の知る限り
ほとんどの日本人には無理で、あれは数万人に1人の
天才にしか対応していないと確信する。
間違っても、若い日本人プロゴルファーがCMする
あの資料に手を出すようなことはしないでほしい(笑)。
リスニング力は推測ですよね。
連想ゲームみたいな感覚で私は覚えました。
自分が聞き取れたことに対して相手が思い通りのリアクションをしてくれると嬉しくなります。
私はリスニングよりも
やはりスピーキングのほうが
苦手でした。
単語単語をつなぎ合わせて
推測していくことが大切ですね。
普段から英語を耳にしておきたいです。