「日本から海外に移住したいんですが、
ビザのことが分からないので教えてもらえますか?
フィリピンなら数百円ですか?」
移住とビザのことをテツに教えるのは時間がかかる・・・
そう直感的に悟った俺は(笑)、ちょうど考えていた
一時帰国の予定を早めて彼と会うことにした。
移住とビザ
海外移住をしたいと思った時、国際結婚や現地に駐在員
として働く予定がなければ、ビザについては自分で準備
する必要がある。
まずは、各国の在日大使館に申請して容易に
取得できる観光ビザか、国によって認められている
ビザなしでの入国。
日本人のパスポートは世界的にも信頼が高く、ビザなしで
これだけ多くの国に入国できるパスポートは他に類を見ない。
俺がフィリピンに移住後永住ビザを取るまでそうしていたように、
現地で延長の手続きをすれば長期滞在することが可能。
もちろん条件は国によって異なるが。
一方で、あなたが上記以外で移住する場合には、学生ビザ・
就労ビザ・永住ビザなど様々な種類があり、国によってまったく
違ってくる。
移住して働くための就労ビザの場合は取得方法が多岐に
わたるため、それぞれの国について事前に調べておきたい。
また移住後に働きたいとしても、就労ビザだけで大丈夫な
国もあれば、別に労働許可証が必要な国もあるので注意。
労働許可証が必要な時は、その条件下での就労となる。
自由度の点では、移住後一定期間内なら何度でも出入国
できるマルチプルビザと、1回だけのシングルビザの2種類。
移住ならやはり、安定する永住ビザ
移住するなら永住ビザ。
これは俺自身が実感する。
なんといっても魅力的なのは、その国の社会保障が
受けられること。これは国によるが、例えばオーストラリアの
場合はオーストラリア国民と同等に、年金や医療保険などの
サービスを受ける権利がある。
そして現地企業は、永住権を持っている外国人を優遇する
ため就職に有利。国によるが、永住権があればそのまま仕事
ができるところも多い。
学校で勉強する際にも、
永住権があると割引になるケースも。
何より、移住後ビザに関する
面倒な手続きが不要になることは助かる。
フィリピンの場合は、延長すればかなりの長期間観光ビザ
だけで住めるが、何しろ何度もイミグレーションに行くのが
煩雑。そして1回の更新料は数千円でも、回数が続くと
バカにならない。
一方でクォータビザ(フィリピンの永住権)なら、
年に700円程度の更新料でずっと居続けることができる。
入国拒否や強制送還リスクがないことも安心。
観光ビザだけを延長しながら出入国を繰り返していて、
観光目的ではないとみなされ強制送還された事例も。
こういったことが永住ビザによってなくなる。
現地の人と結婚する予定がない限り、日本人が現実的に
取れる永住ビザとしては、マレーシアとフィリピンが挙げられる。
マレーシアの場合はMM2H。50歳未満の場合は約1,500万円
以上の資産を保有し、約900万円の定期預金をマレーシア
国内で組むことで取得可能。
現在マレーシアでは、この条件が厳格化される
方向で動いている。
一方フィリピンは、約500万円をフィリピン政府の指定する
口座にショーマネーすれば取得でき、その後自由に使える。
ビザの取得一つを取っても、種類がいくつかあるんですね。
永住ビザの取得によって社会保障が受けられるメリットは大きいですね。
その国の社会保障が受けられることなんてあるのですね。とっても嬉しいし、おどろきです。一度でも行ってみたいです。