クスリは対処療法に過ぎず、
根本的なうつの治し方とは言えない。
その理由をご存じだろうか?
うつの治し方の前に知っておきたい、うつの原因になりやすいこと
一時帰国した鶴瀬のららぽーとで一緒にランチをした
アツシは、叔父さんのうつとその治し方で悩んでいた。
俺のすぐ身近にうつになった人はいなかったものの、
日本ではいまや珍しくない 国民病に近い状況でもあり
治し方についてもそれなりに知識は持っていた。
また正常分子栄養学を学んだ立場からも、うつの原因と
治し方については正しいアドバイスができる。
まず、うつは親子関係や夫婦関係に
問題がある人に発症しやすい。
子供の頃、親から劣等感を植え付けられていたり
存在を否定されてきたような場合。また夫婦では言葉の
DVも含め、どちらか一方からプレッシャーがかかって
いるようなケースだ。
そして、もともと真面目で責任感がある人が仕事で大きな
ストレスを長期間抱えている場合なども、うつになることが
多い。
それ以外では、誰からも褒めてもらったり認められない
など、また自分の今の生き方に自信が持てない時。
さらに、目標を達成したかあきらめたことで次の目標を
ぽっかり見失ってしまっていること。過剰な他人との比較。
うつの治し方の前提として、まずはこれらの原因に
目を向けることが必要になる。
根本的なうつの治し方
そもそも、精神科医のほとんどが画一的な診察基準で
うつかどうかを判断する。
具体的には「食べたくない」「眠れない」「体重の減少」
「集中力の減退」「性欲の減退」「やる気が起きない」
「死にたい」といった項目のうち、5つ以上が該当する状態が
2週間以上続けばうつ病と診断され、治し方が検討される。
その治し方といっても基本的には、薬を処方するだけ。
こうした人達が「うつになりやすい考え方や生き方を
している」という根本に目を向けず、画一的にうつ病と
診断し薬を出してしまうのが、治し方の致命的な問題。
薬を出された本人がうつを自覚し、さらに症状が自己
暗示的に進行し、また繰り返してしまうということ。
やはり根本的な治し方を知っておく必要がある。
個人的に、まず疑ってほしいのは
生活習慣が不規則になっていないかどうか。
夜中まで起きていたり、睡眠が6時間未満だったりしないか。
また脳という臓器をしっかり働かせるために、水や栄養が不足
していないか。運動不足も、精神的なストレスを解消できず
うつの原因になることがある。
寝れないからといって、睡眠薬に頼るとますます自然に
眠ることが難しくなるように、抗うつ剤に頼ることはおすすめ
できない。これは一時的な対処療法であり、根本的な
解決にならないから。
親子関係や配偶者との関係、仕事、目標、人間関係・・・
うつ病はむしろ、生活習慣や発想を変えるチャンス。
心の風邪と軽く捉え、できることから実践していきたい。
長年悩まされている病気ですよね。お医者さんも薬出せばいいと思ってるところが多いですよね。私の身近にも鬱の方がいて、薬が増える一方で治りません。本人も薬に頼ってしまい、どんどん薬が増えて…悪い無限ループです。